乱暴に言うとロジカルシンキングとラテラルシンキングはコインの裏表の関係です。
横から見るとどこまでが表でどこからが裏か判別つきませんね。
ところが、いままではロジカルシンキングに重点を起きすぎた傾向にあると思います。
マニュアル人間ばかりあちこちにいる。
頻繁にたとえるのは、こんな話。
あるラーメン屋チェーンがあります。
従業員からアルバイトに至るまで、全員がマニュアル遵守をたたき込まれます。
お客さんが、スペシャルラーメンに味玉を注文します。
すると、ラーメンには味玉が2個入っている。
店員がスペシャルラーメンには味玉入りと、ひと言いえばいいのに。
マニュアルに書いていなかったのです。
だから、味玉を2個入れたスペシャルラーメンを誰も疑問を持たずに提供してしまう。
お役所って、そんな感じがしませんか?
現場とか考えずにマニュアル作ってしまう。
実際に、点字ブロックの通りに歩いたら、電柱にぶつかってしまったり、道幅が狭くて人が通行できない歩道が作られたりする。
設計通りだけれども、現地を見たらおかしいと気が付くような類。
もちろん、柔軟に素晴らしい対応をする方が多いのです。
それでも、一部の人は、部分的に正しいことが全体の利益と反することをしているように思います。
そんな部分的に正しければそれで良しという人が増えている。
先の例の味玉を2個入れるのは、マニュアルとしては正しい。
点字ブロックも正しいのでしょう。
でも、お客様あってのマニュアルというところが抜けているわけです。
こういった所に閉塞感を感じています。
杓子定規に捉えてばかりいると、全体を見失ってしまう。
杓子定規やマニュアル主義は考えなくていいから楽です。
ちょっとでも、アイディアを盛り込むと、こんな反応が返ってくるでしょう。
前例がないからダメだ!
ルールに反する。
バカげている。
もう、考える事をやめるのをやめましょうよ。
前例がないから、やるんでしょう?
ルールに反するのは、時代にルールが追いついていないからでしょ?
バカげているようなアイディアを積極的に採用しませんか?
そんな思いで書いたのが、ずるい考え方のシリーズ第二段
「ずるい思考術」練習帳 ラテラルシンキング超入門です。
できるだけ、たくさんの人に読んでもらって、日本の閉塞感を吹き飛ばしたい。
2012年4月18日には書店に並ぶと思います。
地元の貢献のために出来るだけ、職場かご自宅近くの書店でお求めください。
なければ、日本のネット書店、紀伊國屋やビーケーワン、楽天で。
それでもなければ、Amazonでどうぞ。
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