ラテラルシンキングでは、異質なものの組み合わせはとても良い練習になります。
ブックフェアの特別講演で国立情報学研究所の高野明彦氏のお話です。
古書店は良い発想を得るには良い場所だと思う。
新刊書店には申し訳ないが、古書店にはもうランダムに背表紙が並んでいる。
その背表紙を読むだけで頭が活性化してくる。
これには、共感します。
大きな古書店は別として小さな店では、買い取った本をジャンル別に置くわけにもいかず、ランダムに配置するしかないわけです。
すると思いもしない組み合わせが産まれます。
発想力を鍛えるには展示会など、最適な場です。
もちろんインターネットでもいろいろと調べられるのですが、ネット検索の欠点は自分の頭の中にある言葉しか検索できないのです。
自分の知らない言葉(検索ワードの組み合わせ)は検索フォームに入力できませんから当たり前の話です。
展示会は、ランダムな組み合わせが向こうから飛び込んできます。
もちろんあなたの仕事には関係ないものが多数でしょう。
そんなことは、問題ではありません。
自分の仕事に関係ないと思った途端に、人間の脳は思考停止になります。
しかし、展示会は自分の発想にない事柄をムリヤリ自分の仕事に関連づけるにはよい機会だと思います。
フェアで見つけた ずるかん流
洗剤の詰め替えパックに直接付けて使うキャップ。
いちいち本体の容器に入れ替えるのは面倒です。
それなら、詰め替えのビニールパックに直接キャップを付けてしまえば楽でしょう? という考え。
詰め替えることが本質ではなくて、ストレス無く洗剤を使うにはどうすれば・・・に注目します。
詰め替え容器用のキャップが売れたとしてもメーカーとしても詰め替え洗剤が売れるから良いでしょう。
ヤドカリイソギンチャク型までに到達してないので、コバンザメ型(詳しくは、ずるい考え方 P.92)ですね。
今回は見かけませんでしたが、メーカーの本体容器に違う製品を詰め替えることを推奨するようだと寄生虫型になります。
さて、あなたが展示会で見つけたずるかん流があればコメント欄に紹介してください。
4 件のコメント:
大きな本屋さんでジャンル別に本が並んでいる場合、普段は買わないジャンルのコーナーに意図的に行き、本のタイトルを眺めておくと何かの時に役立ちます。「捨て目」と呼ばれています。
ヨハン・カール・フリードリヒ・ガウスさん
コメントありがとうございました。
なるほど、意図的に買わないジャンル(つまり買うほどの興味がない)
そういった、本のタイトルを眺めるのですね。
捨て目というのですか!
捨て目という言葉は聞き慣れなかたっので、
ネットで調べたら「捨て目」「捨て耳」という言葉が引っかかりました。
簡単に言うと観察して情報収集を怠るなということのようです。
ただし、必ずしも情報は使えるとは限らない。
それでも、目的以外の情報、つまり捨てるかも知れない情報も見ておくということですね。
時代を読みビジネスに活かすためには、どうやら、何でも見聞きしてやろうという意欲が大切みたいですね。
捨て目という言葉、覚えておきます。
大きな本屋さんで「捨て目」をしたところ、以下の本を発見しました。
センタ-試験でた順ズルい数学1・A
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/imgdata/large/4434109332.jpg
センタ-試験でた順ズルい数学2・B
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/imgdata/large/4434109340.jpg
こんなタイトルの本もありました。
↓
センタ-試験でた順ヒキョ-な化学
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/imgdata/large/4806123137.jpg
文字通り、タイトルが「ずるい」ですねぇ(笑)
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