2011年9月30日金曜日

ロジカルとラテラル

ことある事にいっていることですが、ロジカルとラテラルは両方必要です。
要するにバランスですね。

先日の会食での出来事をヒントに、うまい説明を考えて見ました。

支払いでのこと。

別々支払いだからと、10円単位までキッチリ分けるという人がいました。

でも、これお店の立場から考えるとちょっと迷惑なことだったりします。
計算に手間取ったりおつりを渡す手間が人数分増えるわけです。

もちろん、店なのだからお客様の要求に応えるべきだという人もいるでしょう。

でも、店頭で順番に清算するのは、あまりスマートではありません。
別々支払いの会食のグループの後ろにも支払いを待っているお客様もいるわけです。

誰かが一括で払った後に、別々にもらえばよいのです。
一括で払う人はもちろんカードを使えばクレジットポイントをゲットできます。
それにお店のポイントももらえるかも知れません。

お得でしょう?

さらに、お店から出てから別々にもらうときに「割り勘」にしちゃえばいいし。

昔から割り勘という言葉があるんだなと気が付きました。

キッチリ計算せずに「勘」で割っちゃえばいいのですよ。

あなた少ししか食べなかったから、払いは少なくてイイよとか。
酒飲みからは、多めにもらうとか。

勘という言葉を軸にもうちょっと考えると、ラテラルな解決策は「粋(いき)」という言葉でよいかと思うのです。

ロジカルに合理的に考えると、どう考えても割に合わないという時、なんでそうするのと聞かれたら「野暮(やぼ)なこと聞くなぃ! こちとら江戸っ子でぃ」という感じでしょうか。

そうやって考えると落語なんか、ラテラルシンキングがずいぶんと題材になっていますね。

大岡裁きとかはとってもラテラルシンキングです。

これからは、ラテラルなんかよりロジカルが大切だ! という人には、それは野暮じゃない? と言えばいいのだなと思います。

前回も書きましたけど、ロジカルシンキングの達人は、ラテラルシンキングの達人でもあるのですよ。
ロジカルとラテラルはコインの裏表のような関係だから。

2011年9月28日水曜日

誤解があるようなのでロジカルとラテラル

ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門について、
たくさん、いただくご意見とその説明。

ご意見1)
本を売るためだけに、ラテラルシンキングなんて、新しい用語をつくっている。

説明1)
ラテラルシンキングは、わたしがつくった用語ではありません。
そんな大それたコトはできません(^_^;)

1960年代に紹介されている言葉なので、別に新しい用語というわけではありません。
これはP22に書きました。

本を売るためだけにという指摘については、こういった考えです。

現在の日本は、費用対効果のみを突き詰めていて、ギチギチの日常を過ごしている感覚があります。

クルマのハンドルでたとえると遊びがぜんぜん無い状況。

レーシングカーならいざ知らず、ハンドルに遊びがなければ少し動かしただけで明敏に反応します。
もちろん、反応が良い事もあります。

半面、ちょっとの操作ミスがあると大事故になります。
だから、ハンドルを切った方が良いとわかっているのにハンドルを切れない。
方向を変えようにも変えられない。

それが、現在の日本。

もちろん、これだけが原因ではないでしょうけれど、がちがちに堅くて閉塞感ただよう世の中になっていると思います。

そんな現状をうち破りたいと考えたのが、本書「ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門」の目的なんです。

もうちょっと、日常をふわふわの柔軟仕上げにしたいのです。

ついでに言うと未来にワクワクしていた1960年~80年代。

「ずるい考え方」の原点である多湖輝先生の「頭の体操」が出版されています。

ラテラルシンキング入門の執筆に当たって、頭の体操のオマージュとしてクイズ形式で紹介したいという動機がありました。


ご意見2)
ロジカルとラテラルはどちらが大切ですか?

説明2)
これも、すっごく多くいただくご意見です。

なかでも何よりもロジカルが大切で、たった一つの最善策を見つけることが重要というご意見もあります。

その、たった一つの最善策を見つける前段階でたくさんの選択肢があった方が有利というのがラテラルの考え方です。

カードゲームと同じです。
手札がたくさんあればたくさんの組み合わせが使えます。
その中から、最善策の組み合わせを繰り出せばよいわけです。

そもそも最善策というからには、複数の策があって、その中から最善のものを選んでいるわけですよね。
この複数の策を考える担当がラテラルシンキングで、最善のものを1つ選び出すのがロジカルシンキングです。

本書では、P30,36-39と5ページに渡って「ロジカルもラテラルも、両方が大切」と書きました。
むしろ、力説していると言っても良いでしょう。

ロジカルとラテラルは、お金の裏と表です。
どんなに完璧でも表だけ刷ってあったり裏だけ刷ったら、それは偽札です。

しつこいですけれど、ロジカルもラテラル両方とも必要です。

2011年9月27日火曜日

UST生出演します。

インターネット放送のUstream(ユーストリームって読みます)番組に出演します。
2011/09/28 20:00~

マリコのお部屋
http://www.ustream.tv/channel/marikos-room

武田真理子さんがナビゲーターを務める番組です。
美人のモデルさんです。
・・・モデルさん=美人なのでわかりきったコメントはいらない?

最近、問題も出さずに、こんなのばっかりで申し訳ない。

2011年9月18日日曜日

三省堂さん秋葉原アトレ2階で1位

有隣堂AKIBAさんに引き続き、書泉ブックタワーさん、

最後の砦、三省堂アトレ店さんで1位獲得!


ついに、アキバ地区のビジネス書1位を制覇しました。

三省堂さん提供の写真その1




三省堂さん提供の写真その2


そこで!

ブログヘッダをアキバっぽい、ロゴに変えてみました。



いかがでしょうか?

ロゴジェネレーター使わせていただきました。
→ http://raki.st/

2011年9月13日火曜日

第11刷りとなりました。

秋葉原の主要書店で「ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門」大人気だそうです。

現在、企画展示を戴いている主要三店です。
1番先に目を付けられた、「伯楽」有隣堂書店AKIBAさん。
つづいて書泉ブックタワーさん、三省堂アトレ店さん。

有隣堂さんは6月~9月まで4ヵ月もビジネス書部門1でした。
書泉ブックタワーさんでも9月5日週でビジネス書部門2回目の1位になりました。

第11刷りが決定しました。

これも、このブログを読まれているあなたのお陰です。

ありがとうございます。

閉塞感漂う日本の状況を何とかしたい! この一心で執筆しましたので、徐々にラテラルシンキングという考え方が広がっていくと嬉しく思います。

今後とも、ずるかん よろしくお願いいたします。

最後に、あなたが思う固い人は?
上司、部下、同僚、彼氏、彼女、親、子? だれですか?

面と向かって言い難い人には、ずるかん 贈ってさりげなく伝えてあげてください!(b^ー°)

2011年9月6日火曜日

オレンジ13個の応用

ジャガイモ13個を3人で分けるには、あなたならどうしますか? 

マッシュポテトにして分ける? (゚-゚;)ヾ(-_-;) オイオイ... 。
そりゃ、応用になっていないでしょ(´;ω;`)ブワッ 。

ジュースにして分けるという枠組みから思考が抜け出せなくなってしまっている。


これなら?
1万円札1枚を3人で分けるにはどうしますか?

紙吹雪にして・・・

それでも、いいんですけど(>Д< ;)

考えてから、答えを見ること!




2011年9月3日土曜日

一人でパソコンショップを運営せよ!

いまから、十数年前のこと。

秋田県秋田市高陽幸町にそのパソコンショップはあった。

開店当初は3人が派遣されたのだが、半年過ぎても売上げが芳しくない。

上層部としてはこのままではイカンという判断で、わたしが店を運営することになった。

ただし、一人で。

「は?

3人で売り上げられないのに、わたし一人で売り上げろと?」


「人件費が出ないからしょうがないじゃないか!

売れなかったのは、そもそもお前の部下なんだから」

そういった何とも理不尽な理由で、ともかく秋田に来た。

赴任前に本部から指示されたことは、ともかく常連客が邪魔だから接客もままならない。
まずは、その辺を整理して接客を重点的にせよということだった。

その常連客とは中学生ばかり10人位のグループだった。
学校が終わるとパソコンをいじりに来る。

当時のパソコンは本体、ディスプレイ、プリンターにワープロ、表計算という組み合わせで100万円前後。

高価なものだったのだ。

今の中学生でもそうだろうが、当時の中学生が100万円も自由になるお金が無い。
100万円だせば車が買えてしまう時代だ。

興味があっても触ることができず、パソコンショップが絶好の遊び場だったことは想像に難くない。

放課後になるとやってくる。
土日にもやってくる。

本部の指示では中学生の常連客を追い出せということだったが、そのままにしていた。

なんといっても、店が一人きりで寂しいからね。

店に来て、わたしがやったことはPOPの書き直しだ。

黄色い下地の大きな紙に黒い文字で価格とキャッチコピーを書き、
次にコンピュータの特徴を手のひら大のカードに細かく書いた。

キャッチコピーで興味を持った下見客が、さらに深く知りたいならカードを読むように仕掛けたのだ。

何しろ一人きりだから、何度も聞かれるような質問はすべて書いておいたのだ。

土日になるとパソコンが欲しい下見客が続々と訪れる。

予想通り、下見客はカードをシゲシゲと読んでいる。

それでも質問対応は必要だ。

なにしろ、高額なものだから疑問があったらとことんまで質問される。

そして、実際の契約に至るとローンの手続きをする。
支払い回数を選んでもらう。

ローン会社の早見表があるのだけれど、そこはパソコンショップである。

月々の希望支払額を入力すると自動的に何回払いという計算をできるようにプログラムした。

契約用紙に記入してもらってFAXするのだが、一連の手続きに30分はかかる。

その間待ちきれず、何人も帰ってしまう。

ここで質問。
下見客を帰さないようにするには?
あなたならどうしますか?

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