2011年12月6日火曜日

正解がない不安を楽しむ

目的と目標について。

どうも、目標があると本質を見失うように思っています。
目的と目標については、ずいぶんの長い間、考え続けていることになります。
どのようなことかというと、お店で売上げを達成しようとする場合。
目的は、お客様の満足のため。
そうはいっても、月末になると売上げ目標があるので達成しなきゃいけない。
すると、お客様が不要であるものまで売りつけてしまう。
お客様は売りつけられて満足なのだろうか? という疑問が首をもたげてきます。

本来は目的達成のために目標達成があるのに、目先の目標達成が主になってしまうのか?
そんなことなら、目的だけにして目標なんてなけりゃいいのに。
という考えに至ったのは、目標は下方修正だったり上方修正だったりコロコロ変わるわけです。
毎回毎回コロコロ変わるくらいなら、目標修正の時間を惜しんで目的達成のみに注力しようと考えるわけです。
すると、目上の方から、目標の重要性をとうとうと説かれます。
ありがたいのではありますが、目標達成のために目的を見失う、つまり主従が逆になるのです。

わたしは、目標不要論と名付けてずっと考えています。
もちろん、正解は無いでしょう。
だから、正解を無い不安を楽しんで、10年以上が経過しています。

後日談があります。
目標なんて不要だとか言ってたら、こんな話をいただきました。
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1953年にイエール大学で「目標をもっていますか?」というアンケートをとった。
イエスと答えた学生は全体の5%足らずであった。
1973年、つまり20年後このアンケートを実施した学生たちを追跡調査した。
すると、目標をもっている5%の卒業生の資産は残りの95%の卒業生の資産を上回るものになっていた。
つまり、目標をもっていた学生は20年間で、目標をもっていなかった学生たちの20倍もの資産を手に入れていたのだ。
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この話から、目標は大切でしょ? と説かれたのです。
で、わたしは調べました。(疑う力の発動です)
イエール大学での実験のソース(情報源)です。
すると、Success誌の調査だとか。
そこで、Success誌の何年の何月号の何ページの記事かと。
ところが記事がないのです。
ブログなどでは、たくさん引用されていますし、書籍でも二次情報がたくさん見つかるのですが、肝心の一次情報が見当たらないのです。
結局、ソースは不明です。
さらに調べると、Times誌であったり、大学もイエールではなくハーバードだったり。
調査の人数も幅があったり。
どうやら、この話自体はソースが不明確なので疑った方がよいのでしょうね。
何年とか、大学名とか数字もパーセントまで出てくるので、信憑性が高く見えますがソースが不明なものですから却下です。

逆に、もし、信憑性の高い一次情報ソース(引用やブログなど二次情報不可です)をお持ちでしたら教えてください。
イエール大学(もしくはハーバード大学)の公式ページに掲載されているとか、雑誌なら何年何月号の何ページまで。
目標を持つことが良いのかどうかは、いまだに不明ですが、わたし自身は目標については不要だと思っています。
とはいえ、グループを引っ張るのには目標があると便利なので、オトナの事情として使っています。
心から信じていないのに使うところは、イヤらしいですね。

目的を持つことが良いのかどうか。
これは、また後日に書きましょう。

イエール大学の調査、判明しました!
http://suihei.blogspot.jp/2011/12/blog-post_4350.html

2 件のコメント:

ヨハン・カール・フリードリヒ・ガウス さんのコメント...

哲学的な問いをありがとうございます。

続編の「目的を持つことが良いのかどうか」を楽しみにしています。

ちなみに、木村さんの言葉使いによる「目的」「目標」は、英語ではどのように使い分けられているのか、御存知でしたらお教えください。

ナッキー Nackey さんのコメント...

ヨハン・カール・フリードリヒ・ガウスさん。
こんばんは。

目的、目標はいろいろな解釈ができますので、人それぞれでかまわないと思います。

私としては、目的はgoalというよりWhyです。
規範としてのPrincipleかもしれません。

目標はtargetというよりwhatです。
振る舞いとしてのBehaviorかもしれません。

目的がはっきりしているから、それに対しての振る舞いに一貫性ができると考えます。

ニュアンス伝わります?

でも、人間進化するので、しばらくすると違うことを言っているかもしれません(笑)